早朝散歩
めずらしく夜明け前に起床したので、外を散歩してみた。
まだ辺りは薄ら蒼く、小雨が少し、そして風の音がする。
ここ数日参加している、アビゲイル・イエガーさんのWSでおこなったことを振返る。
身体の外から、内から気を感じる。
そして、身体の方向性を感じる。前方、後方、対角線、平行。
誰もいない道の上、立ち止まって感じ、前進して感じる。
最近、道を往くということが気になっている。
区画整備された街の道は、前進するための方向性そのもの。
旧街道は、人の営みと文化の流れ。
山道は、自然の渕の線。
国道や電鉄の線路は、点から点へ引かれた線によって、ばっさり切られている。
旧街道や元ある小道がこの太い線と交差する場所は、奇妙なスポット。
(横尾忠則さんのY字路シリーズもこれに似た、次元の歪みがある)
話はそれたけど、早朝散歩をしてみて、ちょうど自宅前の一本東の道に、
石上神社という、れっきとした神社があることを知った。
岩がご神体の祠のような小さな神社。でも湿っぽい独特の水の気配がする。
木々が茂っていて、葉っぱが風に揺れている。
姿は見えないが鳥が鳴いている。
少し、からだを動かしてみた。